「パラスポーツ・ピックアップ」(111) 5.1~5.8(星野恭子)
1位: 山本 篤(スズキ浜松AC) 12秒94
2: 小須田潤太(関東パラ陸連) 15秒03
3: 眞野 雄輝(古賀オール) 16秒52
4: 手塚 圭太(ヘルスエンジェルス) 16秒66 ●T44:片膝下切断など
1: ジャリッド・ウォレス(USA ) 10秒83
2: 佐藤 圭太(TOYOTA) 11秒82 アジア新
3: 池田 樹生(中京大) 12秒50
4: 春田 純(ウォーターワークス) 12秒55 ●T47:上肢切断など
1: 多川 知希(AC KITA) 11秒31
2: 芦田 創(TOYOTA) 11秒80 ・8日: リオ・オリンピック代表選考会を兼ねて開催された、「セイコーゴールデングランプリ陸上2016」で、昨年につづいてパラリンピック種目も実際され、パラアスリート8名が大観衆の前で躍動した。実施されたのは、男子100mT44(下腿切断など)/47(上肢切断など)と、女子走り幅跳びT44クラスの2種目。男子100mは前世界記録保持者のジャレッド・ウォレス(USA)が10秒97で優勝した。 1位: ジャリッド・ウォレス(USA ) 10秒97
2: トレンタン・メリル (USA) 11秒83
2: 佐藤 圭太(TOYOTA) 11秒94
3: 池田 樹生(中京大) 12秒62
4: 春田 純(ウォーターワークス) 12秒83 ●T47:上肢切断など
1: 多川 知希(AC KITA) 11秒34 男子100mを制したジャレッド・ウォレス(左)をはじめ、互いに健闘を称えあう選手たち。レースの模様はテレビで生中継された 女子走り幅跳びは先週末鳥取市で開催された、日本選手権でアジア新記録(5m51)を更新したばかりの中西麻耶が5m22で優勝した。 女子走り幅跳びT44で優勝した、中西麻耶の力強い踏切 なお、大会の模様はテレビで中継され、男子100mの解説を、走り幅跳びT42(大腿切断など)で先週、世界新記録(6m56)を樹立した山本篤が昨年につづいて務めた。 【視覚障がい者柔道】 ・4日: リオ・パラリンピック柔道競技日本代表候補選手選考大会が講道館で開催され、リオ大会で日本が出場枠を得ている、男子5階級、女子1階級のみが実施された。各階級で優勝し、リオ代表に推薦されることが決定した選手は以下の通り。 視覚障害者柔道は、一般の柔道とほぼ同じルールで、視覚障害の程度に関わらず、体重別で行われる。大きな違いは、両選手が組み合った状態から、「はじめ」の合図で試合が開始される点だ。そのため、組み手争いの時間帯がなく、常に技の掛け合いとなり、「より柔道らしい柔道」とも評される。 ●男子60㎏級
廣瀬誠(愛知県立名古屋盲学校)
●男子66㎏級
藤本聰(徳島視覚支援学校)
●男子73㎏級
北薗新光(アルケア)
●男子90㎏級
廣瀬悠(伊藤忠丸紅鉄鋼)
●男子100㎏超級
正木健人(エイベックスグループホールディングス)
●女子57㎏級
廣瀬順子(伊藤忠丸紅鉄鋼)
○女子63kg級
米田真由美 (三井住友海上あいおい生命保険)
*国際パラリンピック委員会(IPC)個人招待枠の指名を受けて、事前に内定済み。
【車椅子バスケットボール】 ・3日~5日: 地区大会を勝ち抜くなど全16チームが参加して、第44回日本車椅子バスケットボール選手権大会が東京体育館(東京・渋谷区)で開催され、宮城MAXが大会8連覇を達成した。 最終結果
優勝: 宮城MAX
準決勝: 千葉ホークス3位: NO EXCUSE
個人賞
サントリーやってみなはれスピリッツ賞: 鳥海 連志(佐世保WBC)三菱電機Changes for the Better賞: 土子 大輔(千葉ホークス)
スリーポイント賞: 香西 宏昭(NO EXCUSE)・・・19本(5試合)ベスト5 (1.0): 原田翔平(埼玉ライオンズ)
ベスト5 (1.0): 佐藤聡(宮城MAX)ベスト5 (2.0): 豊島英(宮城MAX)
ベスト5 (3.5): 香西宏昭(NO EXCUSE)ベスト5 (4.0): 土子大輔(千葉ホークス)
得点王: 藤本 怜央(宮城MAX)・・・150点(5試合)z MVP: 藤本 怜央(宮城MAX)
(文・写真: 星野恭子)