体操宮田選手の飲酒・喫煙問題、再発防止へ
"体操女子の宮田笙子選手(20)が飲酒と喫煙の発覚を受け、パリ五輪出場を辞退した問題で、日本体操協会の対応が議論を呼んでいます。同協会は調査報告書を受け「厳重注意」とし、倫理規定に基づく処分は行いませんでした。協会は「本人が五輪辞退という大きな代償を払い、十分反省している」と説明しましたが、スポーツ庁は報告書が不十分として再発防止策の追加を求めています。
宮田選手は7月のモナコ合宿中に内部通報を受け緊急帰国し、調査に対し飲酒と喫煙の事実を認めました。常習性は確認されなかったものの、協会の対応や規範の曖昧さが課題として指摘されています。室伏広治スポーツ庁長官は「選手に責任を負わせる印象が強い」と述べ、協会の姿勢を問題視しました。今後、協会が信頼回復に向けた具体的な改善を実現できるかが問われています。"