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東京2025デフリンピック、共生社会の実現へ一歩

"来年11月、東京で「デフリンピック」が開催されます。聴覚障害者を対象とした国際スポーツ大会で、世界70~80の国・地域から約3,000人のアスリートが参加し、21競技が1都2県の既存施設で行われます。1924年に始まったこの大会は、来年で100周年を迎え、東京初の開催となります。

競技では音に頼らない工夫が特徴で、光や手旗での合図、手話やハンドサインを活用したコミュニケーションが行われます。また、東京都は音を可視化する「ミルオト」やリアルタイム文字変換技術などを導入し、バリアフリーな大会運営を目指します。さらに、国立オリンピック記念青少年総合センターには選手や観客の交流拠点「デフリンピックスクエア」が設置される予定です。

東京2025デフリンピックは、スポーツの枠を超え、聴覚障害者への理解を深めるとともに、共生社会実現への大きな一歩となることが期待されています。"