パリ五輪組織委、大会収支発表
パリ五輪・パラリンピックの組織委員会は、大会の最終収支が2680万ユーロ(約43億円)の黒字になると発表しました。収入は44億8070万ユーロ、支出は44億5390万ユーロで、国内スポンサーの支援や1210万枚を超えるチケット販売が黒字化を後押ししました。この余剰金はスポーツの発展に活用される予定で、エスタンゲ会長は「より良い使い道を検討する」と述べています。また、二酸化炭素排出量を過去大会平均から54.6%削減した環境配慮も評価されています。さらに、IOCは2021~2024年の収益を76億ドル(約1兆1600億円)と発表し、スポンサー契約や放映権がその柱となっています。バッハ会長は「五輪は世界の期待に応え、新たな時代を迎えた」と語り、オリンピック・ムーブメントの財政基盤が強化されていることを示しました。