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新国立競技場の杜撰な計画が有識者会議であっさり承認

新国立競技場の建設問題で、日本スポーツ振興センター(JSC)は7日、都内で有識者会議を開き、巨大なキールアーチ構造を維持し、総工費2520億円と見積もっている現行案が承認された。

 

有識者会議には大会組織委員長の森喜朗氏や遠藤オリンピック担当大臣、舛添都知事など12人が出席し、デザインの採用を決めた建築家の安藤忠雄氏は欠席した。

 

開閉式屋根はオリンピック後に設置するとしていますが、そのための費用は2520億円には盛り込まれていない上、建設後50年間にかかる維持管理費は1046億円で、年間収支での黒字はわずか3800万円としている。

 

8日の朝刊では各紙ともに一面トップでこのニュースを取り上げ、計画を懸念する論調で伝えている。