建築エコノミスト・森山高至さんがオプエドで新国立競技場ザハ案では実現不可能だと指摘
22日の「ニューズ・オプエド」には新国立競技場の建設計画に早くから異議を唱えていた建築エコノミストの森山高至さんが出演し、問題点を徹底的に指摘した。
森山さんは現状案におけるキールアーチ構造を実現するためには、「基礎の部分を作るには地下2、30メートル掘る必要がある。アーチが大江戸線の駅にぶつかる可能性もある」と述べ、事実上建設が困難であると指摘した。
また、ザハ・ハディド案での建設が国際公約だという意見については、「世界ではコンペで決まったことが変更されることは多い。IOCの会長も既に建物の形にこだわっていないと明言している」とした上で、「このままではそもそも競技場が建たない」と述べ、それらがザハ案にこだわる理由にはならないと語った。
〈写真:6月22日放送「ニューズ・オプエド」より〉