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舛添都知事が下村大臣の根拠法制定発言に対して「憲法を理解しているのか」と批判

東京都の舛添要一知事は9日に都議会で所信表明演説を行い、迷走する新国立競技場の建設問題について、「私のみならず全国民が驚いたことと思う」「政府は透明性を確保し、公平な視点から国民的な合意を形成すべきだ」と述べた。

 

また、下村博文文科大臣が東京都に対し、500億円を負担するよう求め、その根拠となる法律を制定すると発言したことに対しては、ブログで、「一憲法学徒として、私は、すぐに日本国憲法95条が浮かんだ」として、「一つの地方公共団体のみに適用される特別法は、住民投票で過半数の同意を得なければ国会はこれを制定できない」とする憲法95条を示した。

 

その上で、「この憲法の規定を、下村大臣は理解した上で考えているのだろうか」と下村大臣を批判し、十分な根拠を示せなければ支払う余地はない考えを改めて示した。

 

〈写真:舛添要一氏ブログより〉