ノーボーダー・スポーツ/記事サムネイル

新国立競技場問題で森喜朗会長が「国立競技場建て替えの道を開いたのはラグビーW杯」

スイスのローザンヌで開かれていたIOCの理事会で、2020年東京オリンピックの競技会場が新たに8つの競技で承認され、これで全28競技のうち26競技で会場が決定した。

 

また、バッハ会長も懸念を示している新国立競技場の建設問題について、今日の朝日新聞朝刊のオピニオン欄に、ラグビー協会の会長で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長と東京都の舛添要一知事のインタビューが掲載されている。

 

森会長は、「国立の建て替えはいずれやらなきゃいけなかった。建て替えへの道を開いたのは20年五輪ではなく、19年のラグビーワールドカップの招致成功だ」と述べ、ラグビーワールドカップに間に合わせることが必須であると主張している。

 

一方、舛添知事は現在の計画について、「自分が責任者ならアスリート・ファーストが最優先だ。負の遺産になったら誰が責任を取るのか」とした上で、「とにかく、すべてをオープンに議論すべき。密室の政策決定では国民は納得しない」と述べている。

 

〈写真:日本スポーツ振興センターホームページより〉