「星野恭子のパラスポーツ・ピックアップ」(495) パラスポーツを楽しもう! 主な大会・イベント情報~5月開催分
5月がスタートしました。大型連休中から多くのパラスポーツ大会が開催予定です。海外開催の大会も多く、オンラインでのライブ配信での観戦も楽しめそうです。ぜひ、応援ください!
なお、大会開催や試合スケジュールなどは変更の可能性もありますので、最新の情報は大会サイトなどでご確認の上、お出かけくださるよう、お願いします。
<5月の見逃せない一戦>
■17日(金)~25日(土)
【陸上競技】 KOBE2024世界パラ陸上競技選手権大会
パラ陸上競技単体ではパラリンピックにつぐグレードの大会で、第11回となる今大会は東アジア・日本では初開催となります。さらに、とても重要な位置づけの大会で、3カ月後に迫るパリパラリンピックの前哨戦でもあり、出場枠もかかっています。世界約100カ国から1,300選手が出場予定で、世界記録保持者やパラリンピックのメダリストらも海外から多数参戦予定。全171種目で金メダルが争われます。また、まだパリ大会出場枠を獲得していない選手がパリ大会実施種目で2位までに入った場合、その国・地域にパリ大会出場枠が与えられます。
日本代表は地元開催でもあり、世界選手権としては過去最多の66名(男子40名、女子26名)が選出されています。パリ大会日本代表内定選手から、今大会で2位以内に入ってパリ大会出場枠を獲得したい選手、初の日本代表として今後の活躍の足掛かりにしたい選手など、それぞれの目標に向かって、それぞれの限界に挑みます。
⇒大会の見どころパンフレット:
パラ陸上界のスターたちのパフォーマンスを目の当たりにできる貴重な機会。観戦チケットも好評発売中。会場ではパラスポーツ体験ブースなどのアクティビティもあり。ぜひ、会場でお楽しみください!
会場: 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (神戸市) *チケット発売中
チケット販売 (チケットぴあ): https://w.pia.jp/t/kobe2024wpac/
提供: 神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会組織委員会
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<国内開催大会>
■3日(金・祝)
【陸上競技】 第39回静岡国際陸上競技大会
日本グランプリシリーズ戦だが、特別種目として「パラ男女400m」も実施される。
会場: 小笠山総合運動公園エコパスタジアム(静岡県袋井市) *チケット販売中
■3日(金・祝)~5日(日・祝)
【水泳】 2024ジャパンパラ水泳競技大会
肢体不自由、視覚障害、知的障害、聴覚障害の選手を対象とし、参加標準記録を突破した選手が出場できる国内最高峰の大会。パリパラリンピック代表内定選手も多数出場予定!
会場: 横浜国際プール (横浜市) *観戦無料
■11日(土)~12日(日)
【トライアスロン】 ワールドトライアスロンパラシリーズ 横浜大会
スプリントディスタンス25.75km(スイム0.75km、バイク20km、ラン5km)で競うパラトライアスロンのワールドシリーズ。11日のエリートパラトライアスロンの部にはパリパラリンピック出場も見据え、世界から80名が出場。12日のエイジグループの部には60名が出場予定。
会場: 横浜市山下公園周辺特設会場 (山下公園スタート・フィニッシュ) *観戦無料
■12日(日)
【陸上競技】 仙台国際ハーフマラソン
弘進ゴムアスリートパーク仙台をスタート・フィニッシュとし、仙台市内を巡る21.095kmのコースで争われる。車いすの部は9時45分にスタートする。
会場: 弘進パーク仙台をスタート・フィニッシュとする21.095kmのコース(仙台市) *観戦無料
■17日(金)~25日(土)
【陸上競技】 KOBE2024世界パラ陸上競技選手権大会
→上記、「5月の見逃せない一戦」を参照ください。
会場: 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (神戸市)
■18日(土)~19日(日)
【パワーリフティング】 第7回チャレンジカップ京都
参加標準記録(MQS)の設定はなく、誰もが参加できる大会で、大会初参加のビギナーから日本記録更新を狙うトップ選手まで多彩な選手が自己の限界に挑む。今年は最年少15 歳から最年長72 歳まで幅広い年齢層の49 名がエントリーしている。
会場: サン・アビリティーズ城陽 (京都府城陽市) *観戦無料
■25日(土)~26日(日)
【シッティングバレーボール】 第21回東日本パラバレーボール(座位)選手権大会
障害のある選手とない選手の混合チームも参加できる大会。
会場: 仙台市宮城野体育館 (元気フィールド仙台) *観戦無料
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<海外開催大会>
■2日(木)~5日(日)
【サイクリング】 2024 UCI パラサイクリング・ロードワールドカップ 第2戦
パリパラリンピック出場枠獲得につながるポイントが得られる重要な大会。日本から、WC3杉浦佳子(総合メディカル)、MC2川本翔大(大和産業)、MC3藤田征樹(藤建設)、MT2福井万葉(バタフライエフェクト)らが出場し、世界の猛者たちと競い合う。
会場: オーストエンデ (ベルギー)
詳細:
■4日(土)~12日(日)
【アイスホッケー】 2024世界選手権 Aプール
世界トップの8チームが顔を揃える最高峰の大会で、今年はアメリカ、カナダ、チェコ、中国、韓国、イタリア、日本、スロバキア (ランキング順)が出場する。日本は昨年秋、Bプールで全勝優勝し、5年ぶりにAプール復帰を果たした。Aプール定着を目指す。
会場: カルガリー (カナダ)
■16日(木)~19日(日)
【サイクリング】 2024 UCI パラサイクリング・ロードワールドカップ 第3戦
パリパラリンピック出場枠獲得につながるポイントが得られる重要な大会。
会場: マニアーゴ (イタリア)
詳細:
■26日(日)~6月1日(土)
【ブラインドサッカー】 ワールドグランプリ in フランス
日本(世界ランキング3位)をはじめ、世界トップクラスの8チーム(アルゼンチン/同1位、ブラジル/同2位、タイ/同4位、中国/同5位、フランス/同6位、コロンビア/同12位、トルコ/同15位)が集結。タイ以外の7チームはパリパラリンピック出場国のため、前哨戦として重要な意味をもつ大会でもある。日本はアルゼンチン、中国、トルコとのグループリーグを戦い、上位を目指す。ライブ配信予定あり。
<日本戦スケジュール ※キックオフ時刻は日本時間>
5/26(日)21:00: 日本 vs アルゼンチン/5/27(月)25:00: 日本 vs 中国/5/28(火)25:00: トルコ vs 日本/5/30(木): 準決勝、下位トーナメント/5/31(金): 5位、7位決定戦/6/1(土): 決勝戦、3位決定戦
会場: フランス・シルティカム
(文:星野恭子)