「星野恭子のパラスポーツ・ピックアップ」(465) さまざまなチャレンジを後押し! 憧れの聖地、国立競技場でインクルーシブな大会が開催
「障害の有無などに関係なく、誰もが参加できるインクルーシブな大会」として昨年、新設された「NAGASEカップ陸上競技大会」の第2回目が9月2日、3日に東京・国立競技場で開催されました。参加選手は2日間でのべ約1400人と、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で開かれた昨年大会の約300人から5倍近くに増える盛況となりました。観客も2日間で8000人を超え、選手たちのパフォーマンスを後押ししました。
「インクルーシブな大会」というのは、NAGASEカップが、1)日本陸連登録者の部、2)日本陸連未登録者・立位、3)同・車いす(日本パラ陸連登録者)、4)小学生の部(全学年)の4部構成となっていて、参加標準記録の設定はなく、1)~3)は中学生以上なら参加でき、今年から追加された4)には1年生から6年生まで130人以上がエントリーしました。競技は1)~4)に分かれて行いますが、それぞれの部内では障害や年齢などでなく、各選手の持ちタイムや記録を基準に組み分けた記録会形式で競い合います。