台湾、実用射撃国際大会の名義変更へ IOCの要求を受けて
"国際実用射撃連盟(IPSC)の台湾地区トップ、陳信宏総監は5日、国際大会への参加名義が「Taiwan」から「IPSC Chinese Taipei」に変更されることを発表しました。この変更は国際オリンピック委員会(IOC)の要求によるもので、来年以降の大会出場が影響を受けます。
台湾実用射撃協会(TPSA)は、IOCがIPSCに圧力をかけて台湾の名義を変更するよう求めたとし、フェイスブックでこの情報を更新しました。陳氏は、IPSCが実用射撃をオリンピック競技として認めさせることを最終目標としているため、IOCの要求を受け入れることに理解を示しました。彼は「本当に五輪に出場できるのであれば喜ばしいことだ」と述べ、譲歩の必要性も認識しています。
また、来年からは台湾の国旗である「青天白日満地紅旗」の掲出が禁止され、代わりに中華オリンピック委員会の旗のみが使用されることが決定しました。
外交部の劉永健報道官は、この状況に対して「スポーツは政治の妨害を受けるべきではない」と不快感を示し、政治的理由で台湾の国際大会出場が妨害されることがあれば、両岸の友好関係が損なわれると警告しました。"