トランプ新政権人事、続々判明
"次期アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏は、実業家イーロン・マスク氏を新設する「政府効率化省」のトップに任命すると発表しました。この省は、連邦政府の官僚機構の解体と、過剰な規制の撤廃、無駄な支出の削減を目指すもので、政府の効率化を図るための重要な役割を担います。
トランプ氏は12日、マスク氏と共和党の候補者選びに出馬していたビベック・ラマスワミ氏と共に、新たに設ける「政府効率化省」の設立を発表しました。トランプ氏は、「官僚主義を打破し、政府の無駄遣いを削減し、連邦機関を再編する道を切り開いてくれるだろう」と述べ、この新しい省の設立に強い期待を示しました。
イーロン・マスク氏はこれまで、アメリカの連邦予算のおよそ3割にあたる「2兆ドルを削減できる」と語り、その大胆な改革案を掲げています。マスク氏は声明の中で、「政府の無駄遣いに関わる多くの人々に衝撃を与えるだろう」と強調し、この改革の実現に自信を見せています。
さらに、トランプ氏は国防長官にFOXニュースの司会者で退役軍人のピート・ヘグセス氏を指名する意向を示しました。ヘグセス氏は、イラクやアフガニスタンで任務経験を持ち、NATOに対して懐疑的な立場をとってきた人物です。また、駐イスラエル大使には元アーカンソー州知事のマイク・ハッカビー氏を指名することを発表しました。
このように、トランプ次期大統領は、政府の改革と新たな人事に意欲を見せ、アメリカ政府の運営を大きく変革する姿勢を示しています。新設された「政府効率化省」では、起業家精神に富んだアプローチを採用し、2026年7月4日までに大規模な改革を完了させることを目指しています。"