ノーボーダー・スポーツ/記事サムネイル

フィギュアスケート羽生結弦、事故の原因は?

 8日に上海で行われたフィギュアスケートグランプリシリーズ中国杯の男子フリーで、羽生結弦選手は本番直前の6分間練習で負傷しながらも強行出場し2位に入賞した。

 

 この事故について、日本スケート連盟理事の佐野稔氏がデイリーノーボーダーに寄せた記事によると、「6分間練習には明確な規定はなく、選手同士が注意を払うしかないが、今回はお互いが死角に入ってしまったため衝突してしまった」ようだ。

 

 事故の原因は、ぶつかった両選手がかなりの助走が必要な4回転ジャンプを練習しようとしていたことなど不幸な偶然が重なったためで、あれほどの甚大なアクシデントは何万分の一の確率でしか起こりえないとする一方で、「ヒヤリとする場面はこれまでも多かった」ともしている。

 

 佐野氏は「6分間練習のスタイルは50年前から変わっておらず、競技のスピードが上がったいま、今回の事故を教訓に何らかの対策を講じるべきだ」と指摘している。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by David W. Carmichael [CC-BY-SA-1.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/1.0)], via Wikimedia Commons