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国立競技場解体に官製談合の疑い 建設の見直しは?

 各社の報道によると、2020年の東京オリンピックに向け、立て替えられる予定の国立競技場について、解体工事に関して官製談合の疑いがあり、工事の着工がさらに遅れるという。

 

 当初7月に開始予定だった国立競技場の解体は、入札の不調などで着工が遅れているが、今回、事業主体である日本スポーツ振興センターと決定業者の間で官製談合が疑われるとした異議申し立てがあったことで、結論が出るまでの間は着工が休止されることになった。

 

 国立競技場をめぐっては、新たに建設される予定の競技場についても、難度の高い大掛かりな建設となることから建設費が当初予定よりも大幅にかかることや、高さもこれまでのものより上回るため景観が大きく損なわれることなどが指摘されており、各方面から建設見直しの声とともに、今後の行方が注目される。

 

(DAILY NOBORDER編集部/写真も)