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東京五輪ゴルフ会場決定の闇

 昨日(9月10日)発売の「文藝春秋」10月号に、ジャーナリスト・上杉隆による「東京五輪ゴルフ会場決定の『闇』」と題した記事が掲載された。

 

 これは2020年東京五輪のゴルフ競技会場が、当初計画されていた江東区の「若洲ゴルフリンクス」から埼玉県の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」に突然変更されたことについて、その経緯が不透明であることと、若洲の方が五輪会場として相応しい理由を関係者の取材から明らかにしたものです。

 

 日本プロゴルフ協会会長・倉本昌弘氏によりますと、候補地決定の会議では変更の理由についての報告はほとんどなかったという。

 

 倉本氏は若洲の利点として、選手村予定地から4キロという立地で、景観も良く、世界的にも有名なコースである点や、東京の公共施設のため開催後は都民やゴルフファンの財産になることなどを挙げている。

 

 一方、霞ヶ関は都心から50キロほど離れているうえ、プライベートコースのため一般開放されにくく、公平性が極めて低いと指摘し、倉本氏は「今からでも遅くないので、冷静に比較検討してほしい」と語っている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by Tdk (Own work) [Public domain], via Wikimedia Commons