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MLBポストシーズン進出へ向けて


 いよいよ各チームとも残り約40試合を切ったアメリカMLBは、ポストシーズンへ向けてし烈な戦いを繰り広げている。

 

 日本人選手の所属するチームに久々のプレーオフ進出のチャンスがあり、アメリカン・リーグの中地区の青木が所属するロイヤルズ、西地区の岩隈のマリナーズは連日タフな戦いを繰り広げている。

 

 その中でも、特に注目すべきは現在(8月20日現在)中地区首位のカンザスシティ・ロイヤルズ。

 

 特に今月は15勝3敗としてポストシーズン進出へ加速している。

 ロイヤルズは1985年以来優勝から遠ざかること約30年、1985年と言えば日本では阪神タイガースが初めて日本一に輝いた年だが、ロイヤルズも同様1985年に初めてワールドシリーズを制したのを最後に、地区優勝はおろか、ワイルドカード進出すらない。

 

 この間、3年連続100敗、6年連続最下位など不名誉な記録を打ち立てていたが、一昨年のオフに先発投手2人を獲得してからチーム状況が良くなり、昨年末にリードオフマンとして魅力ある青木をトレードで獲得。戦力の整った今年は久々に地区優勝のチャンスが訪れている。但し、同地区の2位には超強力投手陣と3冠王カブレラがいるデトロイト・タイガースがいて油断はできない。

 

 ロイヤルズは、タイガースとの直接対決の6試合以外は来期を見据えたチームとの対戦が多く、モチベーション的には有利と思われるが、果たして9月の最終週に結果を出すとこができるか。引き続き注目していきたい。

 

(NOBORDER SPORTS編集部)

PHOTO by ianmunroe on Flickr (Originally posted to Flickr as "Night view.") [CC-BY-2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons