アルプス2日目、ニバリさらに後続に差を広げる【Le Tour de France 2014】
和田やずかカメラマンの【ツール・ド・フランス2014フォトレポート】15日目。
第14ステージは、グルノーブル=>リズールまでの177km。1級の山岳ポイント、ル・ロタレ峠と超級のイゾアール峠、そしてゴールはスキーリゾート地、リズールに向かう上りの上級山岳ステージ。さらにアルプスの山々が選手たちを揺さぶる。
このステージ、レース分かれ目となるであろうイゾアール峠で、カメラを構えた。
国境に近いこともあって、一番多かったのはイタリア人の声援。多くのサイクリストやファンが峠で選手を待ち構えていた。(写真上)
マイヨ・ジョーヌが板につき、すでに王者の風格さえ醸し出しているヴィンチェンツォ・ニバリ(伊/ASTANA/黄色ジャージ)。2人はさんでマイヨ・ブラン(新人賞)のロマン・バルデ(仏/AG2R LA MONDIALE/左・白ジャージ)。個人総合でも4分50秒差で3位につけている。
少し雨のぱらつく、標高2360mのイゾアール峠。10選手が先行して通過した。
スプリンターでありながら、この日、79位でフィニッシュしたペテル・サガン(スロバキア/CANNONDALE)。これまでにポイント賞では361ポイントを獲得し、2位に170点差のぶっちぎりのトップ。ただし、区間賞では2着が4回(1,3,7,12ステージ)と、ステージ優勝の女神には見放されている。
(和田やずか)