スポーツの本紹介『「大相撲八百長批判」を嗤う』『イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました』(小崎仁久)
今回紹介するのは2冊です。ようやく公益財団法人に移行した日本相撲協会。その組織改革を始めざるを得なかった(?)問題のひとつ、2011年に明るみに出た大相撲八百長問題に対する批判を嗤った、玉木正之編集長と4人の相撲通による徹底対論集『「大相撲八百長批判」を嗤う』。
そして、スプリングキャンプが始まったプロ野球にちなみ、ひょんなことからイタリアのプロ野球選手となったカメラマンによる、とにかく笑える手記『イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました』です。
『「大相撲八百長批判」を嗤う』
著者:玉木正之
出版社:飛鳥新社
¥ 1,680
14年1月末、日本相撲協会は当初の予定より1年以上遅れ、ようやく公益財団法人に移行した。懸案事項であった年寄名跡は協会管理となり、名跡に関わる金銭の授受を禁止した。しかし抜け道も依然存在し、改革を行うとされた組織も外部有識者が入……
『イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました』
著者:八木虎造
出版社:小学館
¥ 1,260
人生はかくも意外なものなのか。イタリア・セリアAのプロ野球選手に「うっかり」なってしまったカメラマン八木虎造氏(草野球歴20年)の抱腹絶倒の手記。運命と偶然に左右され、シチリア島で訳の分からないうちに入団テストを受け、自分がプロ……