バスケットボールーその起源と発展
著者:ジェームズ・ネイスミス
訳者:水谷豊
出版社:日本キリスト教書販売
価格:¥1,728
マサチューセッツ州YMCAの体育教師だった著者は、雪の積もる冬でも屋内でフットボールを楽しみたいという発想から、「バスケットボール」というゲームの創作に取り組む。一年以上かかってルールを整えてゆく過程を創作者自身が記録した本書には、アメリカの新しいボールゲームの面白さ以上に、ヨーロッパの古いボールゲーム(サッカーやラグビー)の影響力の強さと、それから脱皮しようとするアメリカ人の意志が読み取れる。もちろん、それはボールゲームにかぎらず、アメリカに対するヨーロッパの影響力の強さと、アメリカ人の独立心の強さを示すものにほかならない。