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鼻行類ー新しく発見された哺乳類の構造と生活

『鼻行類ー新しく発見された哺乳類の構造と生活』

著者:ハラルト・シュテュンプケ

訳者:日高敏隆/羽田節子

出版社:平凡社

価格:¥864

 

 

 第二次大戦直後、南太平洋の島々で鼻で歩く哺乳類の一群が発見された。今世紀最大の動物学上の大発見“ハナアルキ属”のすべてを解明した報告書——というのはオオウソで、これはすべてデッチアゲ。とはいえ、ジョークもここまで学術的かつ壮大になると舌を巻く。フィクションのあり方に多大なヒントを含む怪著。動物よりも植物に興味ある人には、レオ・レオーニの『平行植物』がオススメ。