俺たちフィギュアスケーター
華麗な演技で観衆を魅了するマッケルロイ（ジョン・ヘダー）と、ロックスターばりの破天荒さが売りのチャズ（ウィル・フェレル）。犬猿の間柄のふたりのライバルスケーターは、同点１位となった世界選手権の表彰台で大乱闘を起こし、永久追放処分を受ける。 それから３年半後、スケートショーの楽屋裏で鉢合わせたふたりは再び、「リフト技」並みに相手を投げ飛ばしての乱闘騒ぎを巻き起こす。すると、その様子をニュースで見たコーチはふたりに対して、前代未聞の「男子ペア」を組んでのスケート界復帰を提案するのだった。
ブライアン・ボイタノ、ナンシー・ケリガン、サーシャ・コーエンといった実在のスケーターが、あちこちに登場。さらには金正日まで出てくるハチャメチャさ。まったく阿呆臭いサイテーのスポーツ映画。くっだらない。だけどオモシロい。愛すべき阿呆コメディ。
チャズ役のウィル・フェレルは「サタデー・ナイト・ライヴ」のレギュラーを長年つとめたアメリカの有名コメディアン。彼の主演映画には「俺たちダンクシューター（２００８年公開）」、「俺たちニュースキャスター（２００４年公開）」、「俺たちステップブラザーズ（２００８年公開）」などもあるが、これらは邦題を付けるときに映画会社がタイトルを揃えただけで、特に続編やシリーズものといったワケではないようだ。
