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唯脳論

『唯脳論』

著者:養老孟司

出版社:筑摩書房

価格:¥950

 

 

 人間の脳で考える。ということは、人間の営みはすべて脳の機能の反映したものといえる。人間は、脳以上のものを考えだしたり、つくりだすことはできない。ならば、「根性」というシロモノも、もちろん脳がつくりだしたものにほかならない。“人間”というワケのわからないものについて考えるときの必読書。身体機能も脳の命令のもとに動くのだから、「一流のスポーツマンは頭がいい」という一文を読むだけでも、人間とスポーツに対する俗論の誤りに気づくだろう。