ノーボーダー・スポーツ/記事サムネイル

NBS創設記念!! ツール・ド・フランス2013フォトリポート・第14〜15ステージ(和田やずか)

■第14ステージ(7月13日/土):サン・プルサン・シュル・シウール=>リヨン(191km)
再びツールは、モン・ヴァントゥー、アルプスに向けて山岳コースに入ってきた。

日本ほどではないが、暑い日が続くツール・ド・フランス。
マッサージャーがスタート前に補給用のボトルを作り置きしておく。

リオン市街の最後の登りでアタックしたジュリアン・シモン(ソジャサン)。残念ながら区間賞は得られなかったが、敢闘賞を受賞した。

第13ステージでバルベルデ(モビスター)が大きく遅れたいま、フルーム(スカイ・プロサイクリング)の唯一に対抗出来るのはコンタドール(サクソ・ティンコフ)だけと大方の予想。


■第15ステージ(7月14日/日):ジヴォール=>モン・ヴァントゥー(242.5km)
フランスの革命記念日(7/14)は、今大会最長のステージとなった。しかもゴールが設定されているモン・ヴァントゥーは、「プロヴァンスの巨人」という異名のとおり、最後の20.8kmの平均勾配は7.5%というコースレイアウトで選手に立ちはだかる。

選手が通過する1時間前には、スポンサー宣伝のための改造車が列をなしたキャラバン隊が通過する。沿道の観客にスポンサーグッズやサンプリングなどがばらまかれ、お祭り気分が一気に盛り上がる。
キャラバン隊は、車両約160台、配布される商品の数は期間中1600万個と言われ、全長20kmにも及ぶ。

草木も生えないほど風が強く吹く山頂付近。最後の2kmは9.5%の登り坂。標高以上に空気が薄く感じる。山頂の電波塔まで鈴なりの観客で沿道が埋め尽くされる。

ゴールまで残り800m。ここからが長い。選手も思わず山頂を見上げてしまう。

新城選手(ヨーロッパカー)。遅れはしたものの、日本からの応援に手を挙げて応えていた。

明日(7/15)は、今大会2回目の休息日。今年のツール・ド・フランスも終盤戦に向かう。

(文構成:木村好晴)