吉村知事、仏で万博準備状況を報告
"2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、大阪府の吉村洋文知事と大阪市の横山英幸市長が26日、フランスのパリ近郊で開催されたBIE(博覧会国際事務局)の総会に出席し、万博の準備状況を英語で報告しました。
吉村知事は、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づき、160カ国以上の最新技術を結集させることを強調しました。万博では、現在世界が直面している課題に対して解決策を提示することが期待されており、その重要性を訴えました。また、大阪・関西万博が社会的・技術的な側面で新たな未来を切り開くことをアピールしました。
一方、横山市長は、会場となる夢洲(ゆめしま)に向けた交通インフラの整備状況や、防災対策を中心に万博準備を紹介しました。特に、来年1月には新駅「夢洲駅」が開業し、輸送の円滑化や混雑緩和のための時差出勤などの取り組みを実施することを説明しました。さらに、安全・安心の確保を最優先に進めることを強調し、万博会場への来場者に対する準備が着実に進んでいることを伝えました。
また、スピーチ後、吉村知事はウクライナが大阪・関西万博に参加することが決定したと明かし、「ウクライナの平和を発信する機会になれば」と述べました。ウクライナが国際的な舞台で平和と協力を訴えることが、万博の重要なメッセージの一部となることが期待されています。
大阪・関西万博は、2025年4月から始まり、国際的な注目を集める中、これからも準備が続けられ、万博に向けたムードが全国で高まっています。吉村知事と横山市長は、万博を大阪一色にし、訪れる人々に最高のおもてなしを提供することを目指しています。"