パラ馬術大会が開催、トップ選手たちが演技を競う
"10月25日から27日まで、東京・世田谷区のJRA馬事公苑で「CPEDI3★TOKYO2024第8回全日本パラ馬術大会」が開催されました。この大会には、国内トップレベルの10人馬が参加し、演技の正確性や美しさを競いました。パラ馬術は、選手と馬がパートナーとなって演技を行う馬場馬術競技です。
大会では、選手は障害の種類や程度に応じたグレードごとに競技を行い、順位が決定されます。特に、パラグランプリA・B部門では、パリパラリンピック日本代表の吉越奏詞選手が優勝し、トータルスコア134.712点を記録しました。続いて、稲葉将選手と大川順一郎選手がそれぞれ2位と3位に入賞しました。
吉越選手は、演技中の馬のリラックス状態を強調し、「速足が得意な馬とともに高得点を目指した」と振り返りました。また、選手たちはパラリンピックや今後の国際大会を視野に入れ、さらなる技術向上を目指しています。
大会期間中、三木則夫監督は、パリ大会での成績を反省しつつ、選手の基礎技術向上に向けた強化トレーニングの重要性を語りました。パラ馬術は多様な障害を持つ選手が参加するため、競技普及や選手発掘にも力を入れていく方針です。"