「沢村賞」5年ぶりに該当者なし
"プロ野球の「沢村賞」選考委員会が28日に開催され、今シーズンは候補選手を一本化できなかったため、5年ぶりに該当者なしとなりました。この賞は、その年に最も活躍した先発完投型のピッチャーに贈られるもので、受賞基準は7つの条件から構成されています。
今年の選考では、防御率、登板数、勝率、奪三振の4つの基準を満たした巨人の戸郷投手と、防御率、登板数、勝率の3つを満たしたソフトバンクの有原投手の2人がリストアップされました。しかし、選考委員間での意見が一致せず、結局該当者なしとなりました。
堀内委員長は、選考が難航したことを説明し、「非常に難しい選考だった。成績面でも投手優位の時代にもう少し成績を上げてほしかった」と語りました。また、防御率1点台の投手が6人いる中で、トップの15勝という成績に対しても物足りなさが影響したと指摘しています。"