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IOC副会長、五輪開催に新提案

国際オリンピック委員会(IOC)副会長のフアンアントニオ・サマランチ・ジュニア氏が、五輪開催に関する新たな提案と、ロシアの五輪参加資格について見解を示しました。
サマランチ氏は、夏の気温が極めて高い地域でも五輪の夏季大会を開催できるよう、季節を冬にずらして開催することを提案しています。「世界中のあらゆる地域で誰もが五輪を開催できるようにしなくてはならない」と述べ、気候をハードルにすべきではないとの考えを示しました。
また、ロシアの五輪参加資格については、「規則に従えばすぐさま復帰させるべき」との見解を示しています。ロシア五輪委員会の資格停止の理由は、ウクライナ侵攻そのものではなく、「五輪休戦を尊重しなかった」ためだと強調しました。
サマランチ氏は、五輪ムーブメントの「独立性と普遍性」を守ることの重要性を訴え、それらがなければIOCは「相違や議論、闘争、戦争がある中でも団結する」という目的を果たせないと主張しています。
なお、サマランチ氏は来年3月のIOC会長選挙に立候補しています。