箱根駅伝の名門で暴行・暴言日常茶飯事の実態
"今年100回目の節目を迎える箱根駅伝で、名門・順天堂大学陸上競技部の名誉総監督である澤木啓祐氏がパワハラ行為で名誉総監督職を退任することが明らかになりました。澤木氏は、選手に対して予告なしの過酷な練習を強いるなど、昭和の時代を思わせるような指導スタイルで問題となっていました。デイリー新潮によると、澤木氏の指示の下、実質的に部員がバタバタと倒れ、救急搬送される事態にまで至っていたと報じられています。
この問題の発端は、部員が大会での敗退後、予告なしに1万メートル走を命じられたことから始まります。さらに、暑い中、水分補給を試みるマネージャーに対しても「甘えさせるな」と激怒し、水の提供を制止したとされています。その結果、複数の選手が熱中症を発症し、うち一人は靭帯損傷という重傷を負いました。
澤木氏は、選手としてもメキシコ、ミュンヘン両オリンピックに出場し、指導者としては順天堂大学を箱根駅伝で9度の総合優勝に導くなど、輝かしい経歴を持つ人物です。しかし、その指導方法が時代遅れであり、選手の健康を脅かすものであったことが今回の問題で浮き彫りになりました。"