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兵庫県知事辞職要求が全県議に拡大

"兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる問題が深刻化しています。パワハラ疑惑などに関する告発文書を受け、全86人の県議会議員が知事に辞職を求める事態に発展しました。
既に日本維新の会が辞職と出直し選挙を申し入れており、12日には他の全ての議員も辞職を求める予定です。さらに、知事が辞職に応じない場合、最大会派の自民党が19日の議会初日に不信任決議案を提出する方向で調整していることがわかりました。
これに対し斎藤知事は11日朝の取材で、不信任決議案が出された場合の対応について「法律に基づき判断する」と述べ、明確な回答は避けています。
元大阪府知事の松井一郎氏は、斎藤知事と一緒に仕事をした経験から「パワハラの体質は全く見えなかった」と語る一方、辞めない理由について「自ら『知事としてふさわしくない』と決定づける根拠になるから」と分析しています。
前明石市長の泉房穂氏は、斎藤知事が就任後に態度が変わったと指摘。「自分が悪いことをしたと思っていない」ことが辞めない理由だと見ています。
19日に予定される不信任決議案の行方が、今後の展開の鍵を握ることになりそうです。専門家は、県政の停滞を避けるためにも、支援者による説得が効果的かもしれないと指摘しています。
兵庫県政の混乱解消に向け、斎藤知事の決断と各政党の対応が注目されています。 Copy"