維新の会、箕面市長選で大敗 支持率急落か
"大阪維新の会が8月25日の箕面市長選挙で、公認候補の現職市長が無所属新人に約1万4千票の大差で敗れました。大阪府内の選挙で維新公認の現職首長が落選するのは初めてのことです。
吉村洋文大阪府知事は「完敗」と認め、維新の支持率急落を肌で感じたと述べています。わずか1年前の統一地方選では関西圏で圧勝していた維新ですが、今年に入って候補者を立てた選挙では苦戦が続いています。
敗因の一つとして、兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる疑惑が挙げられています。維新が支援して当選した斎藤知事に対するパワハラなどの疑惑が、維新への批判につながっているようです。
また、箕面市長自身の問題発言や、隣接する池田市での維新市議の居住実態疑惑なども、有権者の反感を買った可能性があります。
さらに、維新の政策による生活向上の実感が乏しいという声も聞かれ、支持者の期待と現実のギャップが浮き彫りになっています。
維新は検証チームを立ち上げ敗因分析を進めるとしていますが、解散総選挙を見据えて党勢回復ができるかが今後の課題となっています。"