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パリ五輪、評価は?

"パリ五輪が閉幕し、様々な人が評価をしていますが、ギリシャのメディアの1つではフランスの大会運営に鋭い批判を加えています。大会期間中に「フランス人よ、恥を知れ」と強い言葉でパリ五輪を非難した同紙は、閉幕後もその怒りを収めていません。今回、彼らは、大会の数々の問題点を改めて指摘しました。

同紙は、セーヌ川の汚染、不適切なバス運転手の採用、不十分な飲料水の提供、不親切な広報対応、地下鉄の問題、不十分なホスピタリティ、選手村の条件の悪さ、不公平な競技判定、メダルの品質問題、地元住民による高額な価格設定など、具体的な問題を列挙しています。

特に「地下鉄」では、大会招致時には“観戦客は無料”とアナウンスされていたようですが、実際は大会期間中だけ2倍(2.1ユーロから4ユーロ、日本円で約650円)の値段になりました。

同紙は、フランスが文化的な中心地としての地位を保持していることを認めつつ、五輪の成功に疑問を呈しています。"