高校野球、"7回制"本格議論開始
"京都国際が、全国高校野球選手権大会の決勝戦で関東第一を2対1で下し、史上初の決勝タイブレークを制覇しました。今夏の甲子園大会での暑さ対策として、3日間にわたり朝夕2部制が初めて導入されました。これに続き、日本高校野球連盟（高野連）は、高校野球の試合を従来の9回から7回制へ短縮する可能性について本格的な議論を始めています。これは、選手の負担軽減や故障防止、試合時間の短縮などを目的としています。
現在、高野連は「7回制ワーキンググループ」を立ち上げ、高校野球が直面している様々な課題に対処するための方策を検討しています。これには、部員数の減少や酷暑への対応など、多岐にわたる問題が含まれます。
しかし、伝統的な9回制を支持する声も根強く、特に大阪桐蔭の西谷浩一監督は、「9回制の維持」を強く訴えています。彼は、「野球は9回であるべきだ」と主張し、暑さを乗り越える覚悟が必要だと述べています。
また、甲子園球場では、観客を暑さから守るために、アルプス席まで大規模な屋根の拡張を計画しています。これは、猛暑が日本の夏の新たな常態となりつつあることを示しており、ファンの安全も重視されています。
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