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アップル、日本で衛星経由の緊急通報サービス開始

"米アップル社が、日本で新たな緊急通報サービスを開始しました。このサービスは、携帯電話の電波が届かない場所でも、衛星を介して緊急通報を可能にするものです。
対象機種はiPhone 14とiPhone 15シリーズで、本日から利用可能となります。山や海での遭難時、また火災などの緊急事態に巻き込まれた場合を想定しています。
使用方法は簡単です。圏外で緊急通報を試みると、画面に「衛星経由で送信を試してください」と表示されます。ユーザーは画面の指示に従い、衛星のある方向にスマートフォンを向けることで、アップルの衛星中継センターとつながります。
センターのスタッフが、ユーザーに代わって110番や119番、さらに海上事故に対応する118番に連絡します。また、事前に登録しておけば、家族や友人にも緊急事態が通知される仕組みです。
このサービスは2022年に米国とカナダで開始され、日本は17か国目の導入となります。今年1月の能登半島地震での通信障害を受け、災害時の有効な通信手段として期待されています。
国内の通信各社も同様のサービス提供を計画しており、KDDIが年内に、楽天モバイルが2026年の提供を目指すなど、今後の展開が注目されます。"