静岡市で"AI市長"誕生 - 政策立案の効率化に期待
"静岡市の職員が、生成AI「チャットGPT」を活用して、市長の目線で政策立案へのアドバイスを行う自動回答プログラム「AI市長」を開発しました。この取り組みは、「より良い政策をつくりたい」「上手に市長レクを済ませたい」という庁内のニーズに応えたものです。
開発を行ったのは、市保健福祉長寿局の次長です。難波喬司市長の公約集や市政運営方針などをデータ化してチャットGPTに取り込み、情報流出などのリスク管理も試行しました。
さらに、「AI次長」も開発し、国の資料や学術論文を100本以上取り込むことで、より深い政策分析が可能になりました。
この取り組みについて、難波市長も「業務効率化につながるかも」と期待を寄せています。
一方で、生成AIの活用は静岡市以外でも広がっています。広島県三原市や神奈川県横須賀市、北九州市などでも、様々な形でAIを活用した取り組みが始まっています。
ただし、AIの使いこなし方についてはまだ模索が続いています。静岡市では、生成AIの活用についてのガイドライン策定を目指しており、「AI市長」以外にも、あいさつ文の作成や文章の要約・校正などでの使用を検討しています。"