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パリ五輪開幕間近、期待と懸念が交錯

"100年ぶり3度目の開催となるパリ五輪は、26日に開幕を迎えます。街には競技の仮設スタンドが設置され、お祭りムードが高まっています。一方で、テロへの懸念から厳重な警備も行われています。
注目されているのが、開会式の舞台となるセーヌ川です。100年以上遊泳禁止だった川の水質改善に、政府とパリ市が約2350億円を投じてきました。トライアスロンやオープンウォータースイミングの会場として使用される予定ですが、大雨による水質悪化の懸念も残っています。
現地の専門家は、観戦客に対してスリやひったくりへの注意を呼びかけています。また、デモなどに遭遇した場合は近づかないよう警告しています。
パリの街では、エッフェル塔の展望台が人気を集めており、地下鉄のホームには公式マスコットが描かれるなど、開幕への期待が高まっています。しかし、テロ警戒のため兵士が配備されるなど、静かな緊張感も漂っています。"