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政府、2040年脱炭素へ向けた国家戦略策定

"政府は7月2日、2040年に向けた脱炭素社会実現のための新たな国家戦略策定に向けて、「GX2040リーダーズパネル」の初会合を首相官邸で開催しました。この会合には、AI研究者や大手IT企業の幹部など、国内外の有識者が参加しました。
岸田文雄首相は会議の冒頭で、「エネルギーの将来戦略が一国の国力そのものを大きく左右する時代を迎えている」と述べ、脱炭素化への取り組みの重要性を強調しました。さらに、再生可能エネルギーなどの脱炭素電源の調達に向けて、「電力投資について、制度と資金の両面で支援策を強化していく」と表明しました。
会議に参加した専門家からは、「AIを含めたデジタル技術を最大限活用することは脱炭素に必須」という意見が出されました。具体的には、天候や電力需要の予測にAIを活用し、再生可能エネルギーの需給を最適化できるという提案がありました。
近年、生成AIの普及を背景に、国内でデータセンターの建設が相次いでいます。これに伴い、大量の電力消費に対応する脱炭素電源の確保が喫緊の課題となっています。会議では、米マイクロソフトの幹部らがデータセンター運営における脱炭素の取り組みについて説明しました。
政府は、こうした有識者からの意見を踏まえ、脱炭素を目指す新たな国家戦略を年内に取りまとめる方針です。AIの活用と電力投資支援の強化を軸に、エネルギーの安定供給と脱炭素化の両立を目指す戦略が期待されています。"