インド、五輪選手の強化に「上限なし」 スポーツ大国を目指す
"インドがスポーツでも大国としての地位を確立しつつあります。2024年6月20日、インド陸上連盟の副会長であるアンジュ・ジョージ氏は、「予算には上限がなく、選手に必要な支援を全て行う」と発言しました。インド政府は、2036年夏季五輪の招致を目指し、スポーツ強化に力を入れています。
インドは2023年の杭州アジア大会で、金メダル28個を含む計107個のメダルを獲得し、中国、日本、韓国に次ぐ4位となりました。特に陸上競技では、男子1600メートルリレーで61年ぶりに優勝し、やり投げでは1、2位を独占するなど、目覚ましい成果を上げました。
インドの台頭に対し、国際オリンピック委員会(IOC)も注目しています。2023年10月、インドのムンバイで開催されたIOC総会では、2028年ロサンゼルス大会でのクリケット採用が決定しました。クリケットが五輪競技になることで、インド国内でのテレビ放映権料が増加し、IOCにとっても大きな収益源となることが期待されています。"