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都知事選ポスター 不満爆発

"東京都知事選のポスター掲示板に、同じデザインのポスターが大量に貼られるという異例の事態が発生しています。この現象の背後には、政治団体「NHKから国民を守る党」が24人の候補者を擁立し、その掲示板スペースを寄付者に譲っていることが挙げられます。

東京都中野区役所前の掲示板には、48人分のスペースのうち半分が同じ女性の写真が印刷されたピンク色のポスターで埋め尽くされていました。これらのポスターにはQRコードが印刷されており、スキャンすると有料サイトへのリンクが表示される仕組みです。この光景に対して、通行人からは「有権者をばかにしている」との憤りの声が上がっています。

同団体は、5000円から2万5000円の寄付を行った者に対して、ポスターを貼るスペースを提供する方針を公表しており、この方針に基づいて同じポスターが大量に貼られたとされています。立花孝志党首は「掲示板は無駄であり、無くすか減らすべきだ」という主張を展開しており、一連の行動はこの問題提起の一環であるとしています。

この事態については、都選挙管理委員会に1000件以上の苦情が寄せられており、都民の間で大きな議論を呼んでいます。公職選挙法にはポスターを大量に貼ることを禁じる規定はなく、対応は警察が事案ごとに判断していくとされています。"