Metaの『Made with AI』、誤表示が問題に
" FacebookやInstagramを運営するMetaが、人工知能（AI）によって生成または加工された投稿を検出する取り組みで、本物の写真を誤って「Made with AI」とラベル付けしてしまう事例が報告されています。
元ホワイトハウス写真家のPete Souza氏は、画像編集ソフトの通常の処理がAI生成と誤認識された可能性を指摘しています。また、AIツールで写真から不要なオブジェクトを削除しただけでもラベルが追加されたという報告もあります。
Metaはこの問題について検証を続け、AIの利用度合いが適切に反映されるよう努めるとしています。
この問題は、ソーシャルメディア企業が投稿の真偽判断に果たす役割に疑問を投げかけています。AI技術の進化により、真実を見分けることがますます難しくなっているのです。
業界全体でもAI生成コンテンツへの対応が進んでおり、OpenAI、Apple、Google、Microsoftなども同様の取り組みを発表しています。しかし、AI生成の誤情報を表す「slop」という新語が広まるなど、問題の深刻さは増しています。
専門家らは、2024年11月の米大統領選に向けて、この問題がさらに深刻化する可能性を警告しています。AI時代における情報の真偽判断と、テクノロジー企業の責任が問われています。"
