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パリ五輪開会式、セーヌ川で予行演習

 7月26日に開幕するパリオリンピックの開会式に向けて、17日にセーヌ川で船の航行テストが行われました。
 約6キロの区間で55隻の船が航行し、スピードや間隔、通信状況などが確認されました。本番では約100隻の船が選手やパフォーマーを乗せて進み、エッフェル塔前で式典が行われる予定です。
 大会組織委員会は、時速9キロ前後で船を進ませ、約30万人の観客を想定した視界や距離を確認しました。組織委の担当者は「全ての船の間隔や速度などタイミングに満足している」と説明しています。
 一方、パリのイダルゴ市長は、テロの脅威が高まった場合の代替案はないと明言し、開会式は予定通りセーヌ川で行われると強調しました。また、水質問題については、7月15日以降に自ら川で泳ぐ考えを示しました。
 史上初となるスタジアム以外での開会式実施に向け、準備が着々と進んでいます。