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携帯契約、マイナンバー読み取り義務化へ

" 政府は18日、特殊詐欺対策の一環として、携帯電話を契約する際の本人確認方法を見直す方針を決定しました。対面での契約時には、マイナンバーカードなどに搭載されているICチップの読み取りを事業者に義務付けることになります。
 偽造した運転免許証などによる携帯電話の不正契約が相次いでいることを受けた措置で、政府は今後、ICチップの読み取りアプリの開発を検討するとしています。店頭で携帯電話を契約する際は、現状行われている身分証の目視確認ではなく、マイナンバーカード等のICチップの読み取りが義務化されることになります。
 また、オンライン契約の際には、本人確認書類を原則としてマイナンバーカードに一本化し、顔写真のない健康保険証や運転免許証の画像を送信する方法は廃止されるということです。
 政府は、偽造の割合が最も高かったのが保険証で77%、次いで免許証が72%、在留カードが42%、マイナンバーカードが4%だったことから、本人確認のためには、マイナンバーカードのICチップの読み取りが""一番確実な方法""だと推し進めています。
 現状、マイナンバーカードの取得は""任意""ですが、生活必需品である携帯電話の契約にマイナンバーカード等の読み取りが義務化されることに対し、ネット上では「マイナンバーほぼ強制で作らされるのと同じ」「任意じゃないの?」など困惑の声が広がっています。
 政府は、特殊詐欺などへの対策として、携帯電話契約時の本人確認の強化を進めていますが、マイナンバーカードの義務化をめぐっては、今後も議論が続きそうです。"