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小池都知事の学歴詐称疑惑で刑事告発へ

" 東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の元事務総長で弁護士の小島敏郎氏が18日、小池氏がカイロ大学を卒業したとする虚偽の学歴を選挙公報に記載した疑いがあるとして、公職選挙法違反の容疑で東京地検に刑事告発しました。
 小島氏は記者会見で、小池氏が前回2020年の都知事選で公開した「卒業証書」と「卒業証明書」について、学生番号や学士号を授与された小池氏の名前の記載がない、女性なのに「ミスター・コイケ」になっているなどと指摘し、証明書類に不備があると主張しました。
 一方で、小池氏にとっての""援軍""も現れました。カイロ大学文学部卒で東京国際大学国際関係学部教授のハムザ・イサム氏が会見に参加し、カイロ大学で小池氏の2期下で「何度か見かけた」と証言。「私の証書にも学生番号や名前がない。エジプト人は日本人の名前を見ただけでは男性か女性か分からない」などとし、「証書を持っていることが卒業の証拠になる」と話しました。
 小池氏は18日、報道陣の取材に対し、立候補する20日告示の都知事選での学歴の扱いについて「これまで通りです」と述べました。また、公式SNSにはキャスター時代にアラビア語を話している映像を投稿し、小島氏の告発への""反論""とみられます。
 小池氏はこれまで、卒業証書や卒業証明書を公表し、「大学が証明している」と説明してきました。今回の告発によって小池氏の学歴詐称疑惑が再燃しましたが、新たな証言も出てきており、真偽のほどは依然不明のままです。都知事選での影響も注目されます。"