F1角田氏、国歌斉唱に遅刻で169万円の罰金
" F1のアルファタウリに所属する角田裕毅選手が、9日に行われたカナダGPの決勝レース前の国歌斉唱に遅刻したとして、チームに1万ユーロ(日本円で、約169万円)の罰金処分が科せられました。
FIAのスポーツ規則によると、全てのドライバーはフォーメーションラップ開始時刻の14分前までに、国歌演奏のためにグリッドの最前列にいなければならないと定められています。しかし、レース審査員がビデオ検証を行った結果、角田選手が国歌斉唱の開始時に所定の位置にいなかったことが判明しました。
チーム側は、ドライバーに適切な時間を知らせなかったため遅刻したと主張していますが、レース審査員は時間通りに到着するのはドライバーの責任でもあるとしています。また、国歌斉唱はレース前の手続きの重要な要素であり、開催国への敬意の表れであると認識しているため、通常の戒告ではなく罰金処分が適切だと説明しました。
角田選手はレース終了後、14位フィニッシュを悔やむとともに、「僕のミスです」と遅刻についても反省の言葉を述べています。レース内容とは異なる理由での罰金処分に、チームにとっては泣きっ面に蜂となってしまいました。"