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国内初スタートアップ向け健康保険組合が始動

" スタートアップ(新興企業)で働く人を対象にした国内初の健康保険組合「VCスタートアップ健康保険組合」が6月から業務を開始しました。スタートアップは大企業に比べ、疾病予防や健康増進などの取り組みが十分でないところも少なくありません。業界がまとまって独自の健保組合をつくることで、1社だけでは難しい福利厚生策の充実を図り、成長を支援します。
 この健保組合にはスタートアップやベンチャーキャピタル(VC)を合わせて180社が加入し、被保険者は約6,900人、被扶養者を含めると1万人を超えます。多くのスタートアップが加入している全国健康保険組合(協会けんぽ)と比べ、スタートアップ健保では被保険者の平均年齢が10歳以上若いため、メンタルヘルス対策や婦人科系のがん検診などに力を入れる考えです。
 保険料率は8.98%と、協会けんぽの全国平均10%に比べて低く抑えることが認められました。加入企業は平均年129万円、社員は1人年3万4千円の保険料負担の軽減が期待できるとのことです。
 また、人事担当者や被保険者の事務負担を軽減するため、健保に関する書類の作成や送付は電子化を徹底。デジタル化によるコスト削減と、マイナ保険証の活用により、個人の健康状態に合わせたアプローチを目指しています。
 代表理事の吉沢美弥子氏は、「スタートアップで働く人の健康増進、疾病予防を事業主と連携しながら進め、社員の生産性向上、ひいては事業成長を支援していきたい」と話しています。新しい形の健保に期待が寄せられています。"