神戸世界パラ陸上閉幕 日本勢21個のメダル獲得
" 神戸市のユニバー記念競技場で開催された「神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会」が25日、9日間の全日程を終え閉幕しました。東アジア初開催となった今大会には、世界104の国・地域から1,073選手がエントリーし、168種目で熱戦が繰り広げられました。世界新記録は17個、アジアやヨーロッパなどのエリア記録も多数誕生し、約8万人の観客を魅了しました。
日本勢は過去最多の65人が参加し、銀9、銅12の計21個のメダルを獲得。金メダルは逃したものの、前回大会からメダル総数をほぼ倍増させる活躍を見せました。
大会には海外の強豪選手も多数参戦。義足のロングジャンパー、マルクス・レームは走り幅跳びで大会7連覇を達成するなど、世界トップレベルのパフォーマンスが披露されました。
また、今大会では神戸市を中心とした兵庫県内の小中高校、特別支援学校の児童・生徒約3万人が観戦に訪れ、選手たちに大きな声援を送りました。こうした子どもたちの観戦は、「学校観戦プログラム」や「Oneクラス応援制度」といった取り組みによって実現しました。
子どもたちにとって、世界のパラアスリートたちの真剣に挑む姿に触れられたことは貴重な経験となったはずです。神戸大会の熱気やアイデアが、今後も引き継がれていくことが期待されます。"