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全仏オープン、飲酒禁止へ 観客のマナー悪化で

" テニスの四大大会「全仏オープン」で、観客のマナーの悪さが問題となっています。選手から観客のマナーに関する苦言が相次ぐ中、大会側が、スタジアムでの飲酒禁止を含む追加の安全対策を講じると発表しました。
 発端の一つは、ダビド・ゴファン選手とジョバンニ・ムペシ・ペリカール選手の男子シングルス1回戦での出来事です。ゴファン選手は試合後のインタビューで、観客のマナーが非常に悪かったと批判。「明らかに行き過ぎだ。彼らは本当に無礼で度が過ぎている」と述べました。
 女子シングルスでは、イガ・シフィオンテク選手も観客に対し、「プレッシャーのかかるラリー中やリターンの前に何かを叫ばれると集中力を保つのが本当に難しくなる」と呼びかけていました。
 大会側は、これらの選手の声を踏まえ、観客席での飲酒禁止を決定。審判員にはマナーの悪い観客に厳格に対処するよう求め、セキュリティ面でも騒ぎを起こした人を特定し、退場させることもあるとしています。今回の発表には、節度を守って観戦を楽しんでほしいという切実な思いが込められています。"