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都知事選、自民は小池氏と連携 蓮舫氏も出馬へ

" 7月7日投開票の東京都知事選を巡り、自民党は現職の小池百合子知事との連携を実現し、「不戦敗」を避けたい考えです。自民党には有力な候補者がおらず、独自候補の擁立は見送る方向で、3選を目指す小池氏の支援を検討しています。自民党都連関係者は、「小池氏にとっても自民の組織力はメリットが大きいはず」と期待を寄せています。
 一方、小池氏は微妙な立場に立たされています。立憲民主党の蓮舫参院議員が、「反自民政治、非小池都政」を掲げて出馬を表明したためです。小池氏は、自民党の支援を表立って受ければ、与野党対決に持ち込むことを狙う蓮舫氏の戦略にはまってしまうとの危機感があるとみられます。
 小池氏は28日、都議会自民党の幹部と面会しましたが、「これからも一緒にやりましょう」と述べるにとどめました。公明党の東村邦浩幹事長から出馬要請を受けましたが、明言は避けました。
 公明党は、小池氏を支援することが基本路線ですが、与党の足並みが乱れることを懸念する声もあります。
 立憲民主党は、蓮舫氏を全面的に支援し、首都決戦を制して次期衆院選での躍進につなげたい考えです。蓮舫氏は同僚議員に対し、「政治とカネ、古い政治に決別をすると言って8年前に登場した人が、今や政治と金まみれの自民党に寄り添っている。絶対に許せない」と訴えました。
 小池知事は29日、都議会で所信表明演説に臨み、8年間の実績を訴えるものとみられます。都知事選には、20人以上が出馬を表明しています。"