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京王電鉄、AI分析で誕生した新型通勤車両導入へ

" 京王電鉄は、2026年初めから2027年3月にかけて、新型通勤車両「2000系」を計40両導入すると発表しました。この新型車両は、幅広い世代の利用者や多様な社員の声をAIで分析し、安全性と快適性を追求したデザインが特徴です。
 2000系のコンセプトは、「もっと、安全に、そして安心して、これからもずっと、のっていただける車両を。全ての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」です。外観と内装には円をモチーフにしたラウンド型を採用し、優しさと安心感を表現しています。
 注目すべきは、5号車に設置される「大型フリースペース(仮称)」です。座席を廃止し、ベビーカーや車椅子の利用者にとって乗降しやすいスペースを確保しました。また、子どもが夢中になれるような大型窓も設けられています。
 安全面では、リアルタイム伝送機能を持つ車内防犯カメラを各車両に4台設置し、車内非常通話装置の双方向対話式化を推進します。バリアフリー化としては、各車両に車椅子スペースを設け、開いているドアをチャイム音でお知らせする装置を設置します。
 環境性能の向上にも力を入れ、新型のVVVFインバータ制御装置を導入することで、消費電力の削減と車両の軽量化を図ります。また、「ナノイーX」方式の空気清浄機を各車両に2台搭載し、車内環境の向上を目指します。
 京王電鉄は、この新型車両の導入により、安全性と快適性を兼ね備えた「日本一安全でサービスの良い鉄道」の実現を目指しています。"