ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

米国、ガザでの犠牲者増加は「非ジェノサイド」

"ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官は13日、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘によるパレスチナ人の犠牲について、米政権はジェノサイド(大量虐殺)とは見なしていないと述べました。
 サリバン氏は記者団に対し、「われわれはガザで起きていることを大量虐殺と見なしていない。そのような主張を断固として否定してきた」と語りました。その上で、ハマスが人質を解放すれば戦闘休止が実現する可能性があるとの考えを示しました。
 一方で、サリバン氏はパレスチナ自治区ガザ最南部ラファでのイスラエルの大規模軍事作戦について「誤りだ」と批判。バイデン大統領が示した考えを改めて表明し、イスラエルが強行すれば武器や弾薬の供与を制限する可能性を示唆しました。
 また、人道支援物資を運ぶトラックの車列がイスラエル入植者に攻撃された事件について、「全く受け入れられない行為」として懸念を表明。イスラエルのネタニヤフ首相に対し、自制を求めました。
 ガザ保健当局によると、昨年10月以降のイスラエル軍によるガザ攻撃で、3万5000人を超えるパレスチナ人が死亡しているとのことです。"