ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

福島第一原発で停電、処理水の海洋放出停止

"影響が懸念されます。
東京電力福島第一原発で4月24日午前10時43分ごろ、停電が発生し、19日から行われていた5回目の処理水の海洋放出が停止しました。
東電によると、停電の直後、午前10時47分ごろには、原発構内で大型機器点検建屋の西側屋外で掘削作業をしていた協力会社の作業員1人がけがをしたとのことです。作業員に汚染はなく、負傷時に意識はあったそうです。
東電は、掘削作業の現場が電気ケーブルのある場所に近く、掘削作業でケーブルを損傷し、停電が起きたとみています。放出再開のめどは立っていないそうです。
原子炉注水設備や使用済み燃料プール冷却設備などの他の設備は運転を続けており、モニタリングポストなどに有意な変動は確認されていないとのことです。
福島第一原発では、処理水放出を巡って国際原子力機関(IAEA)の調査団が23日から2回目の安全性の検証を始めたばかりでした。24日は、IAEAの調査団が福島第一原発に入り、作業や設備に問題がないかなどを確認する予定になっていました。
停電の原因究明のめどが注目されます。"